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まひるの月を追いかけて 恩田陸

Posted on | 5月 4, 2008 | コメントは受け付けていません。

とりあえず、今日一日で読みました。一気に。ちょっと前に「鹿男あをによし」をドラマで見て、そのあと本でも読んでいて、奈良づいていたので「チルドレン」と一緒にブックオフで購入。

恩田陸は今までかなり読んできています。つい最近だと「月の裏側」を読みました。

で今回の「まひるの月を追いかけて」はどうかというとこれまたさくっと読み切るには良い本。(最近そんなのばっかりですが。。。)あんまり難しいことを考えず、次はどうなってるんだろ?という感じで読み進められます。

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個人的にはストーリよりも、途中でいくつかでてくる研吾が集めた童話、民話が良かった。

あと印象的だったのは、「彼が言うには、童話や民話はほとんどが「喪失」がテーマだって」という妙子の言葉。

そしてそれに対して静が、「生きていくって、何かを失っていくことですもんね」

「というよりも、現実的に、失ったものを、少しずつお金に置き換えていくでしょう。視力が衰えれば眼鏡を買うし、体力が衰えると、他人にお金を払って車に乗る。やがては人の時間や労力までお金で買うようになる。そうやって、失ったものの埋め合わせをしていくようになる」

という部分。

この小説の中で大きな影響を与えている部分ではないと思うけど、なんか気になる部分でした。たしかに、人間ってもちろんいろいろと得ていくし、そのために、お金もつかっていく、それはけっこう普通にみな思っていると思うけど、逆に言えば失ったものの埋め合わせをお金を使ってしているとも言えるなあと。。。上手いこと言うなって思ったしだいです(笑)。

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