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映像配信は無料になる?

Posted on | 3月 28, 2005 | コメントは受け付けていません。

USEN、500番組ネットで無料放送・CMなどで収益

日曜の日経の朝刊に「USEN、500番組ネットで無料放送・CMなどで収益」という記事が出てました。

有線放送大手のUSENは4月から、映画や音楽など500番組を家庭のパソコンに無料配信するブロードバンド(高速大容量)放送を始める。市場が拡大しているインターネット広告やCMを収益とする。一定の通信速度を確保できれば、好きな番組を見たいときに視聴できる。テレビ局と類似の事業の提供で、放送と通信の垣根が下がりそうだ。

というようにまさにテレビ型のモデルをインターネットの世界に持ち込もうというのです。今まで今一歩ブレークできない映像配信ビジネスにおいて風穴をあけるかもしれないですね。
コンテンツとしては、

新サービスは「GyaO(ギャオ)」。ギャガ・コミュニケーションズなどグループ企業が持つ映画や音楽のほか、テレビ局から購入した番組や、独自制作したニュースも放映する計画だ。

ということです。USENといえばAVEXの筆頭株主でもあるのでAVEXのPVやアーティストのライブとかも無料でみれるようになるかも?ギャガも抑えているのも大きいですよね。コンテンツ企業を買収していったのもこの計画があったからなんでしょうね、今考えると。
そういう意味ではプロ野球もぜひ獲得したかったんだと思います。

USENだけでなくBIGLOBEも先週動画広告を柱とする映像配信事業の戦略を発表しています。
ITmedia ライフスタイル:「ネットはTVと共存」 BIGLOBE、動画配信に本腰

NECのISP「BIGLOBE」が動画配信事業を加速している。ブロードバンドユーザー向け映像ポータルサイト「BIGLOBEストリーム」を核に、TV局などと連携して独自コンテンツを次々に配信。動画広告も積極展開し、1000万ユーザーを集める動画ポータルに育て上げる。動画事業の売り上げを2007年度には200億円に伸ばし、収益の柱に育てる。

USENのほうは完全に無料ですがBIGLOBEの場合は無料と有料が混在するみたいです。またUSENがインターネット広告やCMといっているのに対しBIGLOBEは、
「企業向けマーケティングサービスでは、動画広告やショートフィルムの配信、インフォマーシャルの展開」
というものを明確に打ち出していくみたいで、OCNと一緒になって動画広告サービスを始めるという発表もしています。
ITmediaニュース:OCNとBIGLOBEが共同で動画広告サービス

日本でも最近ネットの動画を利用したプロモーションがかなり増えてきています。(特にYahooが積極的な気がします。)
オリジナルのブランディングフィルムをつくってネットだけで配信するというもの。ちょっと違いますけどオリジナルフィルムではAmazonも似たようなことをやってますよね。

となると今後は映像配信の主流はこっちになっていくのかなぁ。
基本的にはユーザーに対しては無料。そこでのCM収入なのかそれともプロモーションでビジネスを成り立たせるという形。ネットオリジナルなものでも映画やドラマなどの二次利用のものでもそうなるかも。

そうなるとテレビの利権を完全に押さえてきた電通、博報堂がいよいよ本格的に乗り込んでくるのかもしれません。まさに同じ広告ビジネスです。

もともとインターネットって無料でいろいろな情報が手に入れられることに魅力があったわけなので映像についても無料ということになればかなり流行るかもしれません。ただテレビと違ってかなり多くのプレイヤーが参入してくると思うのでユーザーが分散してしまうリスクは高いですけどね。

よくよく考えるとテレビだって地上派以外は有料なわけですから(CATV、CSなど)、ネットの映像配信も本当は基本チャンネルは無料、オプションで有料チャンネルという形にしないとビジネスとしては成り立たなくなる可能性もありそうです。

映像配信は完全無料、もしくは月々定額性というのが中心になって、よっぽど希少価値のあるもののみ個別に課金という方向に向かいそうな気もします。(これってテレビと一緒か・・・)

とにかく今年の映像配信ビジネスは面白くなりそうな感じがします。
ホリエモンもこれを狙ってたんでしょうけどねぇ~。果たしてどうするんでしょうね?

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