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テレビCMはどうなる?

Posted on | 6月 1, 2005 | コメントは受け付けていません。

テレビCMの価値が奈落の底–ネットとHDDレコーダーで加速 – CNET Japan

ものすごく気になる調査結果がでてました。なんとHDDレコーダーによるテレビCMの損失は約540億円だそうです。540億円ですよ?これってすごくないですか?つまりテレビCMのうち540億円分はまったく効果がなく価値を生まなかったことですよね。
う~ん、野村総研も思い切った調査結果を発表したものです。なにせこんなデータ、電博にとったら邪魔以外の何者でもないですからね。

ちなみに、

調査によると、HDRユーザーのうち、HDDに録画した番組を視聴する際にテレビCMをすべてスキップする人の割合は23.4%となっている。この数字と、テレビCMの80%以上をスキップする人の割合33.0%を合わせると、過半数の人がほとんどのCMをスキップしていることになる。

だそうです。確かに僕もCMスキップします。CMスキップで完全にCMをスキップできたときの気持ちが良いこと(笑)。う~ん、そう考えると540億円っていうのもわかる気もしなくはないですね・・・。でもそれってHDDレコーダーになってからというわけじゃなくビデオの時もやってましたけど。

まぁでもHDDレコーダーの登場でテレビの視聴スタイルというものが変わったのが事実だと思います。その時間に放送されているものを見るかわざわざビデオを入れて見たいところを頭だししてみるかどっちかでしたよね。それがビデオをいれるという動作なく、あたかもテレビを見るのと同じ感覚でHDDに取りためた番組をみることができるようになりましたから。これはアメリカでTivoが出たときにも言われたことですが番組を選ぶという選択権が完全にユーザー側に移ったってことです。
それを考えるとHDDレコーダーの登場でCMスキップする率が高くなったわけではなく、HDDレコーダーの登場でリアルタイムの番組よりも録画した番組を見ることが増えたためにテレビCMの価値が下がってことなんだと思います。(とはいっても結果は同じですけどね。)

さてこの結果を受けて電通、博報堂をはじめとする広告代理店はどうするのでしょう?当然広告を出稿する企業側はこのデータを見たらテレビCMはやめようかと思うと思います。電博自分たちが築き上げたテレビ広告ビジネスが根底から崩されるのを黙ってこのまま見ているとは思えないですよねぇ。

 NRIではこうした調査結果から、「企業はテレビCMをはじめとするマスメディアの広告価値を改めて考え直す必要がある」としている。また、従来の手法に代わる今後の具体的な広告や宣伝策として、次の3つを挙げている。

* テレビ番組や映画、ゲームなどの中に、広告主の商品やブランドロゴを意図的に露出させる広告手法であるプロダクトプレイスメントによるプロモーション活動
* インターネットやフリーペーパー等、新しい媒体への乗り換え
* ポイントやマイレージ付与による、消費者への直接還元策

 この中でもNRIは、ターゲットを絞ったインターネット広告や、携帯電話を利用したモバイル広告、ポイント付与サービスなど、消費者の個人的志向を意識した広告や宣伝形態が、2010年ごろまでに急成長する可能性が高いと見ている。

CMの価値が下がればそれだけテレビ局の収入は減り、番組の質がどんどん悪くなっていっちゃうんですかねぇ。。。NRIも言ってるとおりテレビCMではなくドラマなどの番組へ協賛することでプロモーションしていくスタイルが増えるのかもしれませんね。そうなればテレビ局の収入は保てるのかな。結局割を食うのは広告代理店だけ?

一方インターネット広告はYahoo!が広告で大幅に収益を向上させるなど好調ですし、USENがGyaoを立ち上げたりBiglobeも動画広告に積極的に取り組むなど動きがあります。Gyaoもかなり好調という話も聞きますからね。インターネットだと特に広告が表示されるから無料というモデルはユーザーにとっても慣れ親しんだものですからねぇ。もしかすると新しいモデルになる可能性もあります。

フリーペーパーだってR25とかほっとペッパーとか好調みたいです。
今後の広告はどういう方向に行くのか、利権の集中みたいにいわれていた広告代理店がテレビCMに変わる何かを見つけるのか?それともテレビCMの新しいモデルが生まれるのか?気になるところです。

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